研究活動

卒論の「不可」対策|卒業研究が不可になった場合と、なりそうな場合には?

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この記事はこんな大学生におすすめ

  • 卒論が不可にされてしまった、何か挽回策はないか!?
  • 卒論を見てもらったら「こんな卒論は通せない、卒業研究をやり直せ」と教授に言われて頭が真っ白。内定もパァになるんじゃないかと絶望…
  • 卒業研究のクオリティが低くって、このままだと不可になるんじゃないかと不安で仕方ない。何か対策はないのでしょうか?

卒業論文は出せばいいというものではなく、その出来不出来を主査・副査に確認されます。

卒論が不可になるなんて都市伝説www

なんて思っている方もいるかもしれませんが、本当に卒論は不可になることがあります。

この記事は、すでに不可になってしまった方、不可になりそうで不安な方に向けて書きました。
不可になってからやるべきこと、不可になりそうだと危機感を感じている人がやるべきことについてまとめています。

今からでもなんとかなる場合もありますので、参考にしてなんとか危機を乗り越えてください。

卒論が不可になったらどうなるか

卒論が不可になれば、留年になって卒業できなくなりますので就職先の内定は取消しです。
おそろしいですね。

なかには、卒論で不可を食らったということにショックを受けて、文章を書くこと自体や、報告の類を人に提出すること自体にトラウマを植え付けられてしまう人もいるようです。

社会人になればレポートなりで文章を書いて人に提出するという機会が増えるので、そんなトラウマを植え付けられてしまった日には、かなり苦労するでしょう。

人生に与えるインパクトがでかいので、卒論の不可判定は絶対に避けないとなりません。

ただし、真面目に取り組んで、指導教官ともまともにコミュニケーションをとっている学生にとってはほとんど関係ありません
口頭試問で多少失敗したくらいでは特に問題ありません。

問題となるのは、自覚があるくらい卒論のクオリティが低いか、普段から素行が良くない(進捗を報告しない、研究を進めているように見えない、言動が失礼)大学生です
自覚があるなら、今からでも改善しましょう。

「すでに卒論が不可になってしまった」という方には、応急処置がありますので、追ってお伝えします。

また、レアケースですが、ブラックな研究室(ゼミ)に所属してしまった人も卒論の不可の危機があります

教授陣も人間ですから、まともな人もいれば変な人もいます。

平気でパワハラしてくる教授もいるので、そういった研究室(ゼミ)に所属している場合は、単なる嫌がらせであなたを不可にしようとしてくる場合すらあります。

その際は、大学のコンプライアンスを担当する窓口に相談しに行くといった対策をする必要があります。

卒論が不可になった場合の対策

ではいざ、卒論が不可になってしまった場合の対策についてお伝えしたいと思います。

謝り倒して再提出の機会を得る

基本的なあなたの戦略としてはこれです。

主査に謝り倒してなんとかお情けで再提出の機会を得る

卒論が不可になるのは、相応の理由があるので、もはやあなたにはこの戦略しか残されていません。

「俺のプライドが…」とか言っている場合ではありません。

卒論が不可になるからには、単に能力の問題だけでなく、主査や副査をまず間違いなく怒らせています(もしくは呆れさせている)。

卒論が不可になる大学生の特徴

  • 指導を聞かない、改善しない
  • 学校に来ない
  • 進捗の報告も相談も一切ない
  • 連絡が取れない
  • 明らかに遊んでいる
  • 研究を舐めている
  • 態度が悪い
  • 専攻の学問に対して理解がない

これらのいずれかの印象を与えているのは間違いないです。
卒論の内容もそうですが、あなた自身に対して怒りと呆れの感情が鬱積しているはずです。

まず最初に、猛省の態度を見せることが必須です。

「修正してちゃんとしたものを出せばいいーんでしょ」という態度なら、再提出の機会を得られません。

主査・副査も人間なので、反省の態度を見せれば、最後のチャンスをくれる可能性があります。

まずはそのチャンスにかけてください。

「謝ればなんとかなるんだろ。ちょろいぜ」と考えていると腹の底を見透かされますし、そういう精神性だと今後のあなたの人生でも同じような失敗をして取り返しのつかないことになると思います。

社会に出る前の最後の更生の機会だと重く捉えましょう。

修正・再提出する

なんとか運良く再提出の機会が得られた場合は、とにかく大急ぎで修正と再提出をしましょう。

大事なのは、何がダメだったのかをはっきりさせることです。

何がダメだったのか自分でもわかっていなければ改善しようがありません。

おそらく、あなたの問題点は次のうちどれか、もしくは複数が該当します。
まずは問題点をはっきりさせてから修正に臨みましょう。

ダメな卒論の特徴

  • 体裁が規定のものではない
  • 研究論文の体を成していない(ただの報告書や感想文になっている)
  • 参考文献が極端に少ない
  • 剽窃(盗用・コピペ)がある
  • 研究テーマに対する研究アプローチが悪い
  • 研究テーマがすでに誰かによって検討済み、もしくは不明瞭もしくは不適切
  • 考察が不十分
  • 誤字脱字、意味不明な文章だらけ

限られた提出期限までにやれることは限られているでしょうが、こうしたあなたの卒論の問題点を必死になって改善すべく行動をしてください。

それぞれの対策については別記事でまとめているので参考にしてください。

パワハラや嫌がらせで不可になった場合の対策

特殊なケースですが、

そもそも主査となる研究室(ゼミ)の教授がまったく指導のための時間を作ってくれなかった場合や、客観的にみて卒論の内容に問題がないのに理由なく不可にされた場合など、明らかに主査側に問題があると考えられる場合についても説明します。

この場合は、大学のコンプライアンス対策のための窓口に相談してください。
いまどきコンプライアンスにどこもうるさいので、相当する窓口があるはずです。

なお、証拠となりそうなメールのやりとりや、教官とのやりとりの録音など証拠になりそうなものは全て残しておき、提出します。

同時並行で、自分の卒論がまともであると考えられるなら、他の教官に確認してもらうという手もあります。

実際にパワハラがあったとしても、当人はのらりくらりと回避しようとするでしょうから、結論が出るまでに時間的にあなたの留年が免れなくなる可能性も高いです。

学校側に、他の教官によって再評価の機会が得られないかを相談しましょう。
ただし、あなたの卒論がまともなものであることが必須です。

卒論が不可になるんじゃないかと不安なときにやるべきこと

まだ卒論の提出をしていないものの、卒論が不可になるんじゃないかと考えている場合の対策についてもお伝えしていきます。

取り越し苦労である場合も多いのですが、本当に卒論のクオリティに問題があって危機に立たされていることもあります。

そこで、卒論不可のリスクは事前に減らしておくよう、次に説明する通り行動しましょう。

指導教官(主査)との関係性を構築しておく

卒論のクオリティが低くなってしまう一番の理由は、個人的には指導の機会がないことだと考えています。

ほとんどの学生は、本格的な論文を書くのがはじめてなので、普通、卒論なんてろくに書けませんし、調査実験もうまくいきません。

そこで、わかっている人(指導教官)から繰り返し細かく指導を受けることが必須となります。

しかしながら、特に文系の方などは授業も実験もなくて学校に行く機会がなく、指導教官(主査)との接触も少なくなる傾向があります。

そうなると、指導を受ける機会も必然的に少なくなりますし、指導教官(主査)はあなたのことを気にかけなくなります。
音沙汰ない人の評価のことは、普通、だんだんと下がっていきます。

あなたに逆の立場になって考えて欲しいのですが、次の学生のうち、どちらを甘く見てあげるでしょうか?

  1. 大学生A君「全然音沙汰なく提出期限ギリギリにいきなり卒論を出してきたが、やっぱりクオリティが低い」
  2. 大学生B君「毎週ミーティングして、まじめに調査・実験を行なっているのを見ていた。不明点やトラブルについてはすぐ報告相談があった。ただ、本人の能力が未熟でまだまだ卒論としてはクオリティが低い」

だんぜん、Bの学生の方がかわいいと思うでしょうし、なんとか卒業させてあげたいと思いませんか?

逆にAの学生については、「不可出されたって文句ないよね?」とすら思うのではないでしょうか。

この通り、指導教官(主査)との関係性はあなたの卒論のクオリティ自体にも、評価の目線にも影響します

なるべくこまめにコミュニケーションをとり、報告・相談を行っておくことが、あなたが卒論の不可判定リスクをかなり小さくしてくれます。

参考文献をしっかりと集めておく

引用している参考文献が少ないと、「こいつろくに下調べもしなかったな」と思われやすいです。

そもそも、参考文献(先行研究)を引用してこないと、背景も考察も薄くなってしまいます。

結果、「クオリティが低すぎる」として不可を出されかねません。

そこで、参考文献をしっかりと集めて、ちゃんと読み込んでおくことをおすすめします。

参考文献にしっかりと目を通しておけば、研究テーマへの理解を深まりますし、論文にも説得力が出てきます。
口頭試問にも回答しやすくなります。

参考文献がたくさん並んでいるだけで、「あぁそれなりに頑張ってはいたのね」と思ってもらいやすいので、ちゃんと参考文献は集めて引用しましょう。

とにかく早め早めに行動する

あなたは正直、論文を書くことにまだまだ慣れていません。

ですから、自分では全力で書いたと思っても、文章の質も内容も基本的にボロボロです。

チェックをしてもらえば、必ず手直しを迫られます。

しかし、チェックしてもらうのが、卒論提出期限の前日だったらどうでしょうか。

大幅な修正を迫られたとき、どうしようもなくなってしまいます。

基本的にあなたの出したものが一発で通ることはありません。
これは卒論だけでなく、あなたが将来社会人として提出する企画書や報告書でも一緒です。

手直しは絶対に発生するという前提で、とにかく早めに作ってみてもらうことを目指してください。

ここで完璧主義になってはいけません。

8割くらいの出来、という段階でとにかくアドバイスをもらうようにしてください。(体裁が整っていなかったり、誤字脱字だらけだったりするのは失礼なのでそこくらいはちゃんと修正しましょう)

書いて、見てもらって、修正して、見てもらって、というサイクルをなるべく早く回すことです。
それが卒論のクオリティに直結します。

早い段階から細かく打ち合わせ・指導をしておいて、結局不可を出すのは、主査の指導力不足に自分で判を押すようなものですから、そうそう不可は出せなくなるはずです。

心配事の8割は起こらない

もしかして、第三者から見て問題なく卒論に取り組んでいるのに、過度に「不可をもらうんじゃないか」と心配をしていませんでしょうか。

卒論が不可になることはある、とお話ししましたが、よっぽどでもない限り、発生しません。

もしかしたら過度に不安になっているだけかもしれません。

実は、米国ミシガン大学の研究チームが行った調査によれば、心配事の80%は起こらないという研究結果があります。
しかも、残りの20%のうち16%は準備していれば対処可能です。

心配事のうち、対処できず実際に発生するのはたった4%ということです。

つまり何が言いたいかというと、「不安になるだけ無駄」ということです。

今あなたができることは、なるべく卒論のクオリティを上げることであって、「不可になったらどうしよう」と心配になることではありません。

とにかく、今できること、に思考の焦点を合わせるようにしましょう。

研究室(ゼミ)選びに注意する

もし、まだ研究室(ゼミ)が決まっていない方なら、ブラックな研究室(ゼミ)にうっかり入らないよう、教授の人柄や評判を確認しておきましょう。

変な人の指導のもとなら、相談しようにもやりにくくてしょうがないでしょうし、やる気を失う原因にもなります。

まともなコミュニケーションが取れることは前提として、ちゃんと指導してくれるかどうかという点で研究室(ゼミ)を選びましょう。

すでにブラックなところに入ってしまいどうしようもない場合は、強硬手段となりますが研究室(ゼミ)を移動することも最終手段として検討してみてください。

まとめ|不可になった時、なりそうな時の対策を把握して今を頑張ろう

今回は、卒論が不可になった時、なりそうな時の対策について書きました。

  • 卒論が不可になったら、なんとか謝り倒して再提出の機会を得ること
  • 卒論が不可になるのは、指導教官(主査)とコミュニケーションを取らないから。綿密に報告相談をしておこう
  • やるべきことをやっていれば早々不可になんてならない

卒論が不可になると、あなたの人生において与える影響が大きいので、不可は絶対に避けないといけません。

(不可を食らうということは、よっぽど行動に問題があるわけですから、反省と更生の機会としてプラスに働くこともありますが…)

ぜひ、今回の記事を参考にしてみてください。


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