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卒論で留年しそうな場合の対策&留年した場合の対応

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この記事はこんな人におすすめ

  • 卒論が全然書けません。間に合わなかったら留年するのではと思い不安で仕方がありません。でもやる気が出なくて2chばっかり見てます。
  • 卒業研究が終わらないんです。このままだと私は留年しますか?留年するとどうなりますか?内定取り消しですか?
  • 彼氏が卒業論文が不可になり、留年してしまいました。これから彼氏はどうなりますか?

卒業論文の単位は、ほとんどの学部で必須の単位です。卒論を出して、それが通らなければ卒業はできません。留年です。

しかし、その肝心の卒論に苦戦していて、「えっ、終わらないかも…このままじゃ留年…?」と不安になっていませんか?

この記事では、卒論が書けないで留年しそうな方へなんとか提出するための対策と、卒論に失敗して留年が確定してしまった方がどうすべきかについて解説します。

留年する人はいるのか

まず、「卒論が不可になって留年する大学4年生が本当にいるのか?」という問題ですが、結論から言えばそれなりにいます。

留年が決まった者です。留年した理由は、卒業論文が通らなかったからです。

昨日、両親に留年した事を打ち明け、父は優しくしてくれましたが、母は怒り悲しんでいました。

本当に申し訳なく思っています…死にたいくらいです。

出典:Yahoo!知恵袋

担当教員からは、「卒論のレベルに到達していない。今まで何をやっていたのか。卒業させてあげることはできない」と、言われました。

論文の提出期限まで後2週間弱なので、今からでもなんとかなる、と思い

一生懸命やりはじめたのですが、担当教員の言葉で、もはや心が折れそうです。

もし留年になり、ひとりぼっちで今の研究室にもう一年いなければならない事を考えると気が狂いそうです。将来の夢や目標もなくなってしまいました。

出典:教えて!goo

二人目の方は実際に留年してしまったかはわからないのですが、一人目の方は卒論のせいで留年が確定してしまったようですね。痛ましいですね。

卒論に失敗すれば、これまで払ってきた数百万円の学費も無駄になりますし、親が失望するのは目に見えていますし、内定も取り消しになる可能性があります。

想像するのも嫌な事態ですね。ですが、起こり得る事態です。

卒論が書けないで困っている人は、今からでもいいのでとにかく対策をしましょう。

卒論で留年する理由

卒論で留年する場合、次のようにいくつかのケースに分けられます。

コピペ・剽窃・代行

まず、コピペ、つまり論文の剽窃や、代行がバレることにより卒論が不可とされた場合。これは犯罪なのでちょっとフォローのしようがありません。

剽窃は著作権侵害ですし、代行は私文書偽造等罪に当たる可能性があります。コンビニでものを盗んだり、契約書を偽造して詐欺を働こうとしたりするのと同じです。

バレないかと思っている人も多いのですが意外とバレます。

教授陣はこれまで膨大な数の学生のレポートや論文を見てきていますので、不自然な点は気づきます。あなたの文章の癖や頭脳レベルは完全に把握されていると思っていいでしょう。

自分で論文を書いていないので口頭試問もメタメタにやっつけられる可能性があり、「あぁやっぱり剽窃か代行だったのね」と思われるでしょう。

さらに、コピペをチェックするツールもあります。

もちろん、剽窃や代行がばれずに卒業できた大学生も過去にたくさんいたでしょうが、バレればおしまいです。提出後、呼び出されて「キミの論文、コピペだよね?」と問い詰められます。

リスクのことを考えればやらないようにしましょう。

あくまで、引用や、考察や書き方の参考にするために他人の論文は使いましょう。

クオリティ面で不可

中身がショボすぎて卒論が不可になる場合もあります。

卒業研究は、これまで大学で学習したことの集大成なのですから、それなりのクオリティがないと受け入れてもらえません。

直前になって付け焼き刃でなんとか体裁を整えた程度では不可を出される可能性があります。

おそらく、それだと口頭試問も突破できません。

ただ、一応やる姿勢は見せているので、頑張れば一番挽回しやすいケースではないかと思います。

書き直しでなんとかなるかもしれないので、自分の論文がショボいと自覚がある方は、書き直しの時間を確保するためにも早めに指導教官に見せて指導を受けましょう。

未提出・間に合わない

何気に一番多いらしいのが、卒論を「提出しない(間に合わない)」というケースです。

わざと出さないにしても、間に合わないにしても、能力的に出せないにしても、期間内に提出しなければ、教員も評価のしようがありません。当然のように不可になって留年となります。

中身がしょぼくても修正を経て通ることもありますが、出さないのではどうしようもありません。

指導教官のキャラクター

卒論が通るかどうかは、ある程度指導教官のキャラクターも影響します。

厳しい教官もいれば、ゆるい教官もいます。

また、意見の相違で卒論の内容を教官の望ましいよう修正させられるというパワハラまがいのこともあるようです。

教官とウマが合わなければ、それだけ卒論の作成と提出が難しくなります。

「この教官とはムリ!」と思ったら早い段階で指導教官を変えるという選択肢もあります。(特例なので難しいですが…)

卒論で留年しないための対策

さて、卒論のせいで留年する可能性は十分あることは理解していただけましたか?

では、卒論のせいで留年しないためにはどうしたらいいのでしょう?

卒論のせいで留年しないための対策についてお話ししていきます。

早くから始める

とにかく、一番の対策は、早く始めることです。

まだ始めてない人は今すぐ始めてください。やれば意外と終わります。

「3日間で卒論を書いた」「2週間で卒論を終えた」なんて言っている人がたまにいますが、理系ならまず無理ですし、精神衛生上おすすめしません。

そう言っている人の陰で、「3日間しか書く時間なかったから卒論が通らず留年した」「2週間で卒論終えたけど修正の嵐で留年するところだった」とミスった人もそれ以上に存在するはずです。みんなカッコ悪いことは言わないから目立たないだけです。

やっつけで卒論を出して通ることもありますが、通らない可能性も大いにあります。つまり運の勝負になってしまいます。

遅くから始めるほど単純に作業の時間が少なくなりミスも増えますし、修正の時間も相談の時間もありません。

工学部、生物学部、物理学部、薬学部をはじめとする理系の学部なら、実験が必要ですから物理的に短期間では終わりません。

特に文系では最初のテーマを決めるところでつまづくこともあるかと思います。提出直前になってテーマ設定からやっている場合ではありません。

早く始めれば不測の事態にも対応できます。とにかくすぐに始めましょう。

参考例を見つけて真似る

卒論で大事なのは、体裁です。ちゃんと決まった形で書かれているかどうかです。

そのためには、「卒論とはどんなものなのか」というのがわかっていないとどうしようもありません。

ですから、ゼミの先輩の卒論などを借りて、どんな風に卒論を書くのか、徹底して真似をしましょう。

真似をすると言っても、内容をパクるという意味ではありません。

構成や、考察の仕方、細かい論文らいしい表現などを参考にするのです。

慣れないうちは、とにかく参考になる卒論を入手して、それを参考にして書きましょう。

指導教官とこまめに相談する

思い悩む前に、とにかく指導教官に相談しましょう。

卒論が出せないと嘆く大学生ほど、指導教官に相談をしない傾向があります。

私がいた研究室でも、卒論の進捗が遅い後輩がいたのですが、彼女は困ったことがあっても指導教官にかたくなに相談しませんでした。

結果、一応卒業はできましたが、正直微妙な卒論と研究を残していきました…

完全に主観ですが、ダメな人の9割くらいは、他人に相談しません。これは卒論だけでなく、社会人としての仕事でもそうです。

「相談来ないから進んでるのかな〜」と思ってしばらく経ってから聞いてみると、「やり方がわからなくてやってませんでした」とかいう人がいるんですよね。聞けよ!

「相談の仕方がわからない」「相談するのが怖い」と思うかもしれませんが、卒論が出せなくてえらいことになるリスクと比べれば些細なものだと思います。

これまでしばらく相談しなくて、なんとなく相談するのが気まずくても思い切って相談してください。

指導教官は、あなたを指導することも仕事に含まれていますので、邪険にはできません。むしろ、教官も「やっとやる気になったのか、よかった〜」と考え事がひとつ減って嬉しいかもしれません。

直前になって初めて相談に行っても、教官としてもアドバイスのしようがないので、毎週10分でもいいので指導教官と進捗に関してこまめに情報共有をしましょう。

人間の性として、こまめに自分を頼ってくれる人は可愛く感じます。

あざとい考えかもしれませんが、コミュニケーションを密にしておくことで、指導教官からのフォローが得られやすくなり、卒論も通りやすくなる可能性が高いです。

とにかく出す

大学や学部によりますが、「中身がしょぼくてもとにかく卒業させる」派か、「ちゃんとした卒論を出せなければ留年やむなし」派か、というポリシーが微妙に異なります。

前者のようなゆるい大学なら、とにかく卒論として形にして提出すれば、中身がしょぼくても通る可能性があります。

再提出は求められるかもしれませんが、未提出による不可は避けられます。一旦出す姿勢を出しておけば、それなりに書き直しのための時間をくれたりと猶予をくれる可能性はあります。

卒業できる可能性を0%にしないように、とにかく形にして出すことです。「出せない」とか言ってないで、とにかく出すんです。

ただし、手を抜いていいという意味ではありませんので注意してください。

書き方を学ぶ

書き方がわからないからやらない」という心理になっていませんか?

確かに、よくわからないことに関しては、どうしても取り掛かるのがめんどうになりがちです。

そんな心理状態になっているのであれば、まずは卒論の書き方を少しずつでも理解することです。2chのまとめサイトで、「卒論終わらない〜」という人の投稿を見て不安を和らげている場合ではありません。

指導教官に卒論の進め方を聞くか、このサイトのような卒論の書き方についてのサイトを読むか、卒論の書き方に関しての本を読んでみましょう。

「なんかよくわからない」というモヤがかかったような心理状態も、それについて学ぶことでモヤが晴れたかのように変わることがあります。

▼おすすめの書籍▼

 

行動グセをつける

やる気が出なくてズルズルと…」というのは、卒論に限らず、授業の単位も落としてしまう人にありがちなケースです。

「この記事で言っていることも頭ではわかってるけど、やる気が出なくて実行できないんです」という方もいるでしょう。

こんな場合はどうしたらいいのでしょうか?

不思議な話かもしれませんが、やる気の出し方は、実は「行動すること」なんです。「やる気があるから行動できる」のではなく「行動するからやる気が出る」のです。不思議ですね。

「やる気がないからダラダラしてしまう」のではなく、「ダラダラしているからやる気が出ない」のです。文系なら実験室に行く必要もないので、ゼミがなければ大学に行かなくなりがちです。

ですから、とにかくまず、最初に「なにか行動する」ことが一番重要なステップとなります。

どんなに小さなステップでも構いません。

図書館で参考文献になりそうな書籍を探してくる、とりあえずノートを広げる、まずはパソコンを立ち上げてみる、用がなくても研究室に行く、などとにかく何か行動に移しましょう。

コツは「〜したら〜する」と、行動をつなげる癖をつけることです。

例えば、研究室の椅子に座ったら研究ノートを広げるとか、帰宅途中に必ず大学図書館に行くとか、何かひとつの行動をきっかけに、次の行動が誘発されるよう、その行動を繰り返すのです。

トイレで排泄したらケツを拭かないと不快でしょうし、ご飯食べたら歯磨きしないと気がすまないと思います。これは、行動がセットになって体に記憶されているからです。

同じ行動を繰り返すと、体がそれを覚えるので、やる気関係なくその行動をすることができるようになります。

この人間の癖を利用して、行動グセをつけると卒論を書くという行為に無意識に取りかかれるようになります。

コツは、その行動を短期間に何回も繰り返すことです。

例えば、「帰ってきてから机に座ってパソコンを立ち上げて卒論のワードファイルを開く」という癖をつけたかったら、

玄関を開ける→靴を脱いで部屋に上がる→机に座る→パソコンを開く→卒論のワードファイルを立ち上げる→パソコンを消す→部屋から出る→靴を脱いで部屋に上がる→机に座る→パソコンを開く→卒論のワードファイルを立ち上げる→パソコンを消す…以下ループ

というサイクルを、30回くらいやってみてください。

まず間違いなく、今後、部屋に帰ってきたら卒論のワードファイルを開かないと気が済まなくなります。

習慣を無理やり体に身につけるためのテクニックです。行動グセをつけるために非常に有効です。

留年したときの対応

万が一、卒論のせいで留年してしまったらどうすればいいのでしょう?

留年した時のことなんて教わってないので「あわわ何をどうすればいいんだろう」と、この世の終わりかのようにパニックになってしまいますよね。

その時のあなたの対応をお伝えします。

大学で手続き

留年してしまったら、学生証は更新が必要ですし、何かと手続きが必要です。

たいていの場合、半年間だけ卒業が伸びて、翌年の9月ごろに卒論を提出することになるかと思います。もちろん、それまでにちゃんと卒論を出せばですが。

授業料が必要となるかと思いますので、納付も必要となります。半年間の留年でも、1年分丸々払うことになることが多いです。時間はたくさんあると思うので、バイトを増やすなり始めるのがいいでしょう。

細かい手続きに関しては、学生支援室のような窓口に行って聞いてみてください。

内定先へ連絡

残念ながら内定取り消しになる可能性が高いです。つまり就職活動はやり直しとなります。

しかし、半年間や1年間は卒業まで待ってくれることもあります。内定先の人事の方になるべく早く相談をしてください。絶対に連絡なしでのブッチや、直前になってから連絡してはいけません。

人事の方にちゃんと事情を説明して、待ってもらえそうか会社の判断を待ちましょう。

もし、教員から紹介してもらった内定先であれば、教員のメンツを完全に潰すことになるのでその場合はその教員にマジで謝っておきましょう。

もし、内定取り消しが確定すれば、就活に早めに取り掛かりましょう。留年したことにより、内定をもらう難易度は間違いなく上がるので、就活エージェントを利用するのも検討してください。

▼就活エージェントについてはこちらを参照▼

奨学金の申請

奨学金は本来卒業するまでの期間限定で借りているでしょうから、奨学金はストップします。

もし、奨学金が必要なら、改めて申請が必要でしょうが、通らない可能性もあります。

気をつけないとむしろ翌年度から返済が始まってしまうので、返済の延長をしておきましょう。

親への連絡

一番嫌だと思うのですが、親に連絡して、ちゃんと会って話をしてください。

卒論が出せなかったというのは、普通の出来事ではありません。単純に能力の問題ではなく、なんらかの精神的な問題を抱えてしまっている可能性があります。

つまり、助けが必要な状態です。

親との関係によるでしょうが、助けを求めてください。怒られるでしょうが、見放されることは少ないでしょう。

親の負担をカバーするために、なるべくバイトなりでお金を稼ぐようにしてください。

中退すべきか半年間でも留年すべきか

留年が確定してしまうと、「もはや中退して働いた方がいいのでは」と思う人もいるかと思います。

私の考えとなりますが、絶対に中退してはいけません。大学4年生=新卒という身分を死守すべきです。

やりたいことがあって中退するのならともかく、留年確定したからやる気を失って中退するのは絶対にいけません。精神的な疾患を患ってどうしようもない場合は、休学をおすすめします。

なんとしても卒業を勧める理由は、日本の就職活動における「新卒」というカードがあまりにも強力だからです。

大学にいると気づかないでしょうが、就活における「新卒」と「既卒」の間には、とんでもなく大きな壁があります。

しかも、中退者は既卒でもなく、高卒という身分になることになり、既卒よりも不利になります。就職の難易度がとんでもなく上がりますし、収入も圧倒的に低くなります。専門性が低い文系ならなおさらです。

日本は平等かというととんでもありません。日本はめちゃくちゃ格差社会です。新卒>既卒>高卒という厳然とした格差(差別)があります。

大学中退者、高卒の方の中には、派遣労働者として各地を転々として働きながらも一切お金が溜まらず、結婚も家を持つこともできないという絶望感に苦しめられている人がたくさんいます。

もし大学を中退すればあなたもそうなる可能性が高くなるので、がんばって歯を食いしばって、休学という切り札を使ってでも卒業するようにしましょう。

まとめ|卒論はやれば終わるのでとにかく小さいことでも行動を

今回は、卒論のせいで留年しそうな方への対策と、卒論のせいで留年が確定してしまった方の対応について書きました。

  • 卒論がショボかったり、期限内に出さなかったり、ルール違反をしたりすれば留年する可能性は大いにある
  • とにかく早めに取り掛かり、指導教官に相談しながら進めること
  • 留年してしまったら、各所に早めに連絡と手続きをして、とにかく大学には残留し、なんとか半年間で卒業する方針で行動する

卒論で留年するなんて自分も関係者も正直相当恥ずかしいでしょうし、かなりネガティブな影響がでかいので、なんとしても卒論による留年はしないようにしましょう。

困ったらとにかく相談することです。行動しないでズルズル時間が過ぎるという状況に陥らないように心がけてください。


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