- 卒業論文で使うフォントって普通、何が一般的なの?おすすめは?
- ギリシャ文字とかの特殊文字とかってどのフォントを使うの?
- 見出しとかって違うフォント使った方がいいわけ?
卒論を書く際に注意したいのが、フォントです。
フォントの種類と文字サイズは、通常、大学ごとに決められています。
それに反してしまうと、ルールに則ってない、として受理されない可能性がありますし、適切でないフォントを使うとなんとなく見た目がよろしくありません。
ここでは、卒論のフォントに関する悩みについてお答えしていきます。
まずは大学の規定を確認すること
卒論で使うフォントや文字サイズに関しては、大学側で細かくルールが定められている場合が多いです。
自分の大学で決められているルールを知らずに、提出する目前になってフォントだけ修正を求められるのはかなり時間のロスです。
たいてい、あなたの大学のホームページや、専攻のホームページや研究室のホームページに記載があります。
もしくは、掲示物として貼り出されていることもあるので必ず確認しておきましょう。
おすすめのフォントはMS明朝、MSゴシック、Times New Roman
特に大学側で卒論の書式が決められていない場合は、次のようなフォントの設定がおすすめです。
- 本文のひらがな、カタカナ、漢字・・・MS明朝
- 本文の英数字・・・Times New Roman
- 見出し(章・節・項)・・・MSゴシック
ちなみに文字サイズは、以下のような設定が一般的です。
- 本文・・・10.5ポイント
- 脚注・・・9ポイント
- 見出し(章)・・・18ポイント
- 見出し(節)・・・14ポイント
- 見出し(項)・・・12ポイント
このような設定にしておけば、とりあえず論文ぽい見た目にはなります。
マニアックなフォントを使うと、印刷時や別なPCで作業した時にバグったりするのでおすすめしません。
文字間隔については、1ページが36〜40行くらいになるように設定しておけば大丈夫です。
ギリシャ文字やロシア文字などの特殊文字の記入の仕方
α、β、θ、などのギリシャ文字は、フォントをSymbolにすると表示されます。
また、Wordのメニューバー>挿入>記号>「記号と特殊文字」という操作で入力を行うこともできます。
Д、щ、фなどのロシア文字やアラビア文字などについても、上の方法で同じように表示することが可能です。
Wordのスタイル機能とアウトライン機能で時短しよう
フォントが変わるごとにいちいちその部分を範囲選択してフォントを設定するなんて面倒だしミスが起こると思いませんか?
フォントの設定には、Wordの『スタイル』機能を利用しましょう。
「本文」「見出し1」「見出し2」など、要素ごとにフォントや文字サイズを決めることができます。
日本語の場合と英数字の場合とに分けてフォントを設定できますので、必ず活用してください。
ちなみに、どこが本文でどこが見出し(章・節・項)になるのかを設定するなら、アウトライン機能を使いましょう。
メニューバー>表示>「アウトライン」でアウトライン表示をすることができ、卒論の構成を組みやすくなります。
いちいち書く部分をマウスで選択、設定すると余計な時間を食いますしミスも起こるので「スタイル」と「アウトライン」をちゃんと使いこなせるようになりましょう。
引用した際はフォントに注意
参考文献から引用するために文のコピペをすることもあると思います。
注意したいのが、貼り付けた文にフォントの設定がそのまま残ってしまっており、そこだけフォントが異なってしまうことです。
ちなみにこれは卒論をパクリで書いていることがバレる代表的な理由です。
元の文章のフォントの設定を残さずに文章をコピペするには、貼り付け時にメニューバー>編集>「書式のみ貼り付け」か「ペースとしてスタイルを合わせる」を使ってください。
そうすれば元の文章のフォント設定を残さずに、文章を貼り付けることができます。
あくまでコピペは引用として使用するときだけで、剽窃はしないようにしましょう。
まとめ
この記事では、卒論のフォントや文字サイズ、特殊文字の入力の仕方や、Wordでのフォントの設定方法について解説をしました。
- 本文の日本語はMS明朝、本文の英数字はTimes New Roman。見出し(章・節・項)はMSゴシック
- 文字サイズは、本文10.5ポイント、脚注9ポイント、見出し(章)18ポイント、見出し(節)14ポイント、見出し(項)12ポイント
- Wordのスタイル機能とアウトライン機能を使って一括設定しよう
大学で規定の書式が決まっている場合がほとんどだと思うので、一旦確認して、もし特に決まりがなければ本記事のような設定で書き進めていきましょう!