研究活動

卒論の製本のやり方や料金などまとめ

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この記事はこんな大学生におすすめ

  • やべっ!卒論発表終わって安心して製本のこと考えてなかった!製本ってどうやればいいんだ?
  • 製本の価格っていくらくらい?なるべく安く済ませたい。コンビニのコピー機を使えばいいわけ?
  • 製本の業者への依頼ってどうすればいいんだろう。印刷して持ち込まないとダメ?

卒論の最後の仕上げ、『製本』。

多くの大学で、卒業論文は製本しての提出を義務付けられます。あなたの卒業論文は、大学に所蔵されて何十年間も残るので、単に印刷してホチキスで留めただけだと、ボロボロになってしまいます。
そこできっちり製本することを求められるのです。

とはいえ、忙しい最中に卒論の製本で手間取られるのは避けたいものですよね。

ここでは、卒論の製本の方法について解説しますので、あなたが卒論の製本について悩んで無駄な時間を使わないようにさせていただきます。

卒論の製本は業者に依頼するか自分でやるかの2通り

卒論の製本とは、そもそも何かと言うと、所定の書式にのっとり表紙をつけて卒論を綴じ込むことです。

製本は、業者にやってもらう場合と自分でやる場合とがあります。

業者に製本してもらう場合は、それなりに費用と納期がかかりますが、楽ですし、品質は高くなります。
ハードカバータイプの表紙で綴じ込んで高級感のある見栄えにすることもできます(以下参照)。

ハードカバー製本

出典:論文製本 文具のサンワ 早稲田大学文学部卒論製本

ハードカバーでの提出が義務付けられてる大学も多いので、その場合は業者に頼まざるを得ません。

一方で、自分でやる場合は安上がりでその日じゅうに仕上げることができます。
自分で印刷し、表紙を作って製本キットで綴じ込むというやり方が一般的になるので手作り感はどうしても出ます。

また、自前だと認められないこともあるので注意。

製本の方法の違いによるメリット・デメリット

  • 業者による製本・・・やや高い。品質高い。納期かかる。楽。
  • 自前の製本・・・安い。品質低い。即日できる。受理されない場合あり

それぞれの利点や、大学の提出の要項をよく確認して決めましょう。

製本時の用紙サイズと用紙の種類、書式などのルール

卒論の製本を行うときのサイズや用紙にもルールがあります。

よくあるルールとしては以下です。

しかし、大学によって異なりますので、ご自身の所属大学ではどのようなルールになっているのか必ず確認しておいてください。

よくある製本のルール

  • 用紙サイズはA4
  • 長編綴じ(下の画像を参照)
  • 横書きの場合左綴じ、縦書きの場合右綴じ(下の画像を参照)
  • 表紙はハードカバー、もしくは厚手の紙か凹凸のあるレザック紙(薄い色付き可)
  • 本文の用紙は、白の普通紙、もしくは上質紙
  • 本文は両面印刷
  • ページ数をつける。表紙と要約(要旨)はページ数に組めず目次からページを振り始める
  • 題目は事前に申請したものと一字一句同じにする
  • 見返り紙(表紙の次にある白紙のページ)をつける
  • 大学から支給される論文情報提出用紙(シール)を貼る

製本の仕方

表紙の種類

出典:卒業論文・研究論文等の論文製本 | キンコーズ・ジャパン

背表紙や表紙の書き方に関しては大学で規定されている場合があります。

例えば、いくつかの大学の例をあげると以下のように決まっていていますので参考にしてみてください。

このように大学規定の書式が決まっている場合が多いので、ちゃんと自分の大学の書式を確認しましょう。

製本してから「書式違うんでやり直してください」と大学に言われたら目も当てられないので、必ず最初に確認してください。

ちなみに、カバーに入れる文字の書体や色など細かいところについても指定があることがあるので、なんとなくで決めないようにしましょう。

業者に頼むと値段はいくら?何日かかる?

多くの場合は、印刷業者に頼むことになると思います。

当然ながら、費用がかかります。
気になる卒論の印刷製本の値段は、概ね以下の通りです。

本文はモノクロ100ページくらいの論文を想定しています。

製本の費用概算

  • データ入稿。表紙が厚紙レザック(無線綴じ)の場合:5,000〜10,000円
  • データ入稿。表紙がハードカバー(上製本)の場合:10,000〜15,000円
  • 印刷した原稿持ち込み。表紙が厚紙レザック(無線綴じ)の場合:500円〜1,000円
  • 印刷した原稿持ち込み。ハードカバー(上製本)の場合:3,000円前後

業者によってピンキリですし、サービス内容によって変動するのですが、概ねこのあたりの価格帯になるかと思います。

納期としては、データ入稿なら3〜7営業日(土日を数えない)、原稿持ち込みなら2〜3営業日くらいかと思います。
別料金になりますが、即日仕上げも可能な業者が多いです。

私が頼んだ時は、一回名前が間違っていて、作り直ししてもらったのでトータルで1週間以上時間がかかりました。

なるべく早めに依頼することにしましょう。

自分で製本する場合の費用はいくら?

自分で製本すれば作業が大変ではありますが、費用は割と安くすみます。

ただし、大学によっては製本キットを使って自前で製本したものは受け付けてもらえない場合も多いので確認をしておきましょう。

かかる費用としては以下です

自前の製本に必要なもの

  • 本体のプリント代:9円〜10円(100枚なら900円〜1,000円)
  • 製本キット:600円前後
  • 表紙の厚紙(レザック等):100円前後(1枚ずつ買えないかも)
  • 製本機やホチキス:借りればタダ

ということで合計2,000円前後でしょう。

お金に余裕がない場合はおすすめ。

ちなみに印刷の際、コンビニのコピー機での印刷は激しくおすすめしません。
周りからプレッシャー受けますし、トラブルも多いです。

代わりにセルフプリントができるキンコーズなどを利用するのがおすすめです。
大学の印刷機を借りてもいいですが、みんな卒論の印刷で集中するので順番待ちになる可能性が高いです。

研究室に置いてある小さいプリンタならたいていタダだと思いますが、印刷スピードは遅いと思います。
しかも汚くなる可能性も高いです。

製本機やホチキスは、印刷室的なところで大学から借りられることが多いので確認してみましょう。

製本業者の探し方

製本業者は大抵の場合、大学の近くにあります。

「〇〇大学 卒論 製本」とネットで検索すればたくさん出てきます。
比較して安いところ、評判が悪くないところにしましょう。

どこの業者を使っても、そんなに品質は変わりません。

修士や博士の先輩がいるなら、先輩にどの業者を使ったか聞いてみるのも手です。

時期がみんな被るので混雑しますから早めに動いておきましょう。

まとめ|大学の書式を確認した上で業者へ発注するか自分で製本するか決めよう

今回は卒論の製本に関してまとめました。

  • 卒論の製本の書式は大学ごとに決められている場合が多いので必ず確認
  • 業者に依頼する場合は費用や納期、発注方法に注意
  • 混雑やトラブル対策に早めに動こう

製本で失敗すると時間もお金も無駄にしてしまうので、ちゃんと事前に情報収拾して上で対応しましょう!


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